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藍の想い

藍のいろ。

深くてはかなく切ないいろ。

手を取った。

あなたの手はあたたかくて。

あなたを前にするとなにも言えない自分がいる。

​こんなに近くても体温を感じてもあなたが遠くさみしくなる。

​糸とこころ

麻の糸

綿の糸

毛糸

かわいらしい引きそろえたいと

私のへやに埋もれてる糸たち

糸のむこうにはだれがいるんだろう

知らない誰かとつながってる?

糸の不思議

私の癒し

​大事な糸たち

おちゃのじかん​

ひるさがりにおちゃのじかん

1日のおわりに、おちゃのじかん

いろんなときにあるだいじなじかん。

はっぱをいれてお湯をいれてしばらくくむ

したらできあがり

寒い日には温かいお茶

暑い日にはつめたいお茶を

やさしいじかん

​ながれるときがだいすきな時間

​ありがとう

ぼくがいてきみがいて

ふたりの時間が重なって、穏やかな時がながれる

重なり合ったり、近づいたり、離れたり、微細なつながりが、僕と君を形作る。

あたたかさ。しあわせなおもいにあふれて。

いつしか時がたって離れるときがきた

そんなときも重なった時間は変わらない

新しい重なりもあるだろうか。

しあわせな時間は変わらない。

​ありがとう

手の力がやさしくつよくなり二つ影がかさなれば。

こんなにちかくても、あなたは遠い。

目を閉じれば深い藍。

ふと、あなたの腕のちからが

優しく強くなる。

心臓の音がトクトク聞こえて、私は再び目を閉じる。

微熱を帯びた体温に、藍の想いを感じては

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